万葉集の「愛のうた」を題材にした人形です。おぼろ月夜に野に出て、遠くに旅立つ夫への思いを込めて笛を吹いている妻が、ふとその手を止めて月を眺め、更に思いを深くしている情景を表現しました。一本の真竹を16等分に割ったものを再構築し、古代の服装を表現しました。